AFREL-SR(アフレル エスアール)とは

豪雨時や河川氾濫時の浸水リスク計算を行うための二次元不定流モデルによる内水・外水 氾濫解析シミュレーションソフトです。
排水路網、下水路網、水門・樋門、排水機場などを考慮できます。

内水・外水氾濫による浸水リスク評価が可能

01. 雨水が地表面を流下・滞留し、下水管路や開水路へと流れ込むアルゴリズムを実装
02. 下水管路や開水路のない地域や混在する地域でも豪雨による内水氾濫解析が可能
03. 排水路網、下水路網、水門・樋門、排水機場機能などを用いて地域の排水系統をモデル化
04. 浸水被害区域や浸水想定時のタイムライン分析など浸水リスク評価や対策立案に有用

以下の指針1~2に準拠しています。
※:ただし、流出計算による流出量の河川・下水管きょへの流入機能、河道内の流下計算、破堤の自動判定機能、人孔から地表面への溢水機能は実装されていません。
1:内水浸水想定区域図作成マニュアル(案):国土交通省水管理・国土保全局,H28.4.
2:洪水浸水想定区域図作成マニュアル(第4版): 国土交通省, p.13, H27.7.

※「AFREL」は、ニタコンサルタント株式会社の登録商標です。

下水道の整備率が低い地域向けの解析に特化

従来のマニュアルに沿った解析シミュレーションでは、内水は下水管路から溢れるものとして扱われるため、下水管路の無い地域では、どれだけ雨が降っても内水が発生しない計算となってしまい、内水解析ができませんでした。
AFRELでは、複数の指針やマニュアル1~3の考え方を組み合わせることにより、雨水が地表面に溜まり、そこから下水管路や開水路へと流れ込むモデルを用いて解析を行うことを可能としました。これにより、下水管路や開水路のない地域でも現実に近い解析シミュレーション結果を得ることが可能です。

1:内水浸水想定区域図作成の手引き:国土交通省 水管理・国土保全局, H27.7.
2:リアルタイム浸水予測シミュレーションの手引き(案):国土交通省河川局, H17.6.
3:土地改良事業計画設計基準及び運用・解説計画「排水」:社団法人農業土木学会, H18.3.

解析イメージ

機能

  1. 背景地図の自動取得
  2. 解析領域内での複数の降雨設定
  3. 解析領域内での降雨の有無の設定
  4. 雨量観測地点を基にしたティーセン分割の自動化
  5. 河川・海岸堤防からの越流による外水流入
  6. 氾濫による洪水時家屋倒壊危険ゾーン※1の出力
  7. 樋門・水門の内・外水位に基づく自動開閉
  8. 浸透施設※2の設定
    [透水性舗装(浸透池)・浸透側溝・浸透トレンチ・円筒ます(底面)・大型貯留槽(底面)]
  9. 洪水到達時間・浸水時間の画面表示・出力

※1:洪水浸水想定区域図作成マニュアル(第4版): 国土交通省, p. 33, H27.7.
※2:増補改訂 雨水浸透施設技術指針[案] 調査・計画編, PP. 47-53, H7.9.30.

詳細な設定が可能

解析実績

H24
S県貯水タンク氾濫リスク解析
H25
T市
T市
内水氾濫解析(3地区)
A地区 内水による浸水リスク変化予測解析と対策計画
H26
T市
N市
T県
Y県
内水氾濫解析(3地区)
N地区 内水による浸水リスク変化予測解析と対策計画
I川流域全体氾濫解析
○川 河川外水氾濫B/C算定
H27
T県
Y市
T市
I川流域全体氾濫解析
S地区 排水処理計画
内水氾濫解析
H28
T市
T県
T県
A地区 内水による浸水リスク変化予測解析と対策計画
I川流域 全体氾濫解析
Y市 O川 外水氾濫解析
H29
Y市
T県
T県
C県
T市
T市
A県
T県
I地区 排水処理計画
M堰、O堰地区 農村地域防災減災事業 費用対効果算出に伴う氾濫解析
K川 氾濫解析
T川 氾濫解析
A地区 内水氾濫解析
S自動車道周辺 内水解析
H市 津波流入・排水処理解析
H川 内水氾濫解析
H30
T県
C県
O県
T大学
T県
I川 外水氾濫解析
K市 Mダム 氾濫解析
A地区内⽔氾濫解析
津波の流⼊および排⽔解析
K地区氾濫解析

H24~H30  ため池氾濫解析全国50池以上